
5G PLAYGROUNDとは
5Gの楽しさを伝える実験の場『5G PLAYGROUND』 。現在は、インターネットを介してWEBブラウザから操作可能なRCカーを使用した、オンラインゲームの様な体験のプロトタイピングを行っております。その実証実験の結果をもとに、5Gの魅力を引き出すさらなる発展につながるサイクルをつくりだすプロジェクトです。
現バージョンでは、スマートフォンから専用WEBアプリケーションにアクセスし、RCカーに搭載されているカメラからのストリーミング映像を見ながら操作することで、遠隔地にあるRCカーをリアルタイムに操縦できます。複数台のRCカーを使用することで、レースや陣取り合戦のような遊びでの対戦プレイや協力プレイも可能です。
プロジェクト名の通り、1ユーザーとして楽しみながら、どうすればより面白い体験になるかを試行錯誤しています。そのプロセスを一部ご紹介します。
今後の拡張オプション
今後の展望として、以下のような拡張も検討しています。
・モーションキャプチャやカメラでRCカーの位置取得とそのデータを活用した機能
・位置情報と連動した映像合成やプロジェクションによるフィールドの演出
・AR機能をもたせたマシンを活用した体験
・ARグラスやVRゴーグルを使用した、360度視点などの没入感の高い体験
・LiDARや深度カメラ、AIを活用した物体認識や自動運転
・赤外線センサやRFIDなど各種センサを組み合わせたゲーム性の向上と自動化
・ボイスチャットやスタンプをディスプレイに表示させるなどのコミュニケーションツールの実装
・RCカー以外にも、ドローンなどの他の種類のマシンを使用した体験
・台数を大量に増やし、多接続の実証実験を兼ねた体験
・その他各種機能や演出の追加
なぜ5G?
5G PLAYGROUNDをはじめとして、私達が5Gに関わるプロジェクトに注力する理由は、大きく2つあります。一つ目が、現状なにができるのか試作するため。もう一つが、将来なにがおこりうるのか思索するためです。
現状に対する試作
5Gの環境や対応製品は拡大しているものの、特に一般消費者にとって、5Gの恩恵が感じづらいというのが正直な現状だと考えています。私達自身も、プロトタイピングを通じて、5Gの現状について身を持って理解を深めようとしたのがことの始まりです。
また、現状のパフォーマスンスがどうであれ、体験として、今何がつくれるのか、どういったやりようがあるのかを、実際にものをつくりながら実証していくのも目的のひとつです。
現在、RCカーをベースにした体験を試しているのも、まずは低遅延などの5Gの特徴を体感として測るためのファーストステップです。実際、リモートで操作可能するために十分な環境は整っているという実証を得られたので、この結果をもとにどんな体験に応用できるか、より具体的な活路を見出すことができるようになりました。
未来に向けての思索
新しいテクノロジーやメディア、プラットフォームを活用した体験づくりをする私達にとって、5G/6Gが体験にどのようなインパクトをもたらすかは大きなイシューです。今後の私達の活動領域に見立てをつけ、未来を見据えた準備を進めていくのも、大事な要素の一つです。
現実的な課題も多く耳にするなか、今後どのような社会になりうるか、どんな体験がうまれうるかを、「もし、こんな未来がきたら」というWhat Ifの観点で、思考を制限しないようディスカッションを重ねています。そのなかで生まれた未来像をいくつかご紹介します。

なくもない未来図①
ARグラスが一般化。スマホを一人一台持つような感覚で、皆がARグラスを持つことが当たり前になった未来では、屋外でも高速大容量通信可能な5Gを基盤に、ARグラスを活かした様々なコンテンツが生まれるはずです。たとえば、友人とのおしゃべりやスポーツ観戦もホログラフィックなものになったり、今は家でしかできないオンラインゲームやメタバースにどこからでも参加できるようになったりするかもしれません。

なくもない未来図②
ロボットを遠隔操作するゲームや競技が普及。ロボットを交えることで、ゲームの中のような人間の能力を超えた機能やアクションを現実でもできるようになり、既存の遊びを拡張したり、まったく新しい競技がうまれるかもしれません。例えば、ドローンや四足歩行ロボットなどを交えたサバイバルゲームは、きっと白熱した体験になるはずです。また、フットサルやバスケなどのスポーツでも、都合が合わなくてコートに行けない人は、代わりにロボットを遠隔操作して参加なんてことも。

なくもない未来図③
現実空間も仮想空間も好きなときに自由に移動。自動運転とメタバースが普及した未来では、車で移動している間も、VRゴーグルをかけ、リアルとバーチャルを自由に行き来できるようになってるかもしれません。北海道から出発し、バーチャル空間で仕事や遊びに集中している間に、気づいたら沖縄に到着なんてことも。空間に縛られず、好きなときに好きなところに居られるようなライフスタイルを選ぶ人も増えるかもしれません。

なくもない未来図④
星をまたいで大切な人とふれあいを。惑星開拓が進み、地球外に出張や単身赴任することもある未来では、通信システムも6G、もしくはさらにその先になっており、ハプティクス(触覚)技術やテレプレゼンス技術も発達しているはずです。はるか遠くにいる大切な人のぬくもりや肌触りもアバターロボットを通じて、リアルタイムに伝送・再現ができるようになっているかもしれません。家族や恋人と触れ合うだけでなく、家事や育児・介護を手伝ったり、一緒に遊びや運動なんてことも。
体験に落とし込むことを得意とするイメージソースならではの発想力と技術力で、5Gをユーザーがより身近に感じられる施作を共創することが可能です。5Gインフラ整備に伴い急成長するUXサービスを生み出すため努力を重ねる企業様とのパートナーシップも積極的にお受けしておりますので、是非お気軽にお声がけください。
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