画像: Lording

BEYOND DISTANCE

2020年10月27日〜11月3日、原宿の表参道ヒルズで開催されたDESIGNATR TOKYO 2020において、NTTドコモとカケザンによる共同展示「BEYOND DISTANCE」の企画、デザイン、システム開発などの制作業務全般を担当しました。

新型コロナウイルスの影響により、人々が集う大型イベントの開催が難しくなる中、NTTドコモが開発した「浮遊球体ドローンディスプレイ」を中心に、LIVE配信やWebRTCなどトレンドな技術も交え、会場での体験だけでなく、遠隔での参加も可能な新しいコミュニケーションの形を創造する試みとなりました。

2台の浮遊球体ドローンディスプレイにユーザーの顔が映し出され、ドームスクリーンに投影されるスタンプやモーショングラフィックを交換し合うノンバーバルなコミュニケーションを軸としつつ、WebRTCやライブストリーミングの技術を取り入れ、参加者同士の距離を超えたコミュニケーションを目指しました。

これにより、会場の来場者同士の体験はもちろん、来場者と遠隔参加者、遠隔参加者のみの体験など、リアルタイムに様々な組み合わせで共通のインスタレーションを体験することが可能となり、従来のイベントでは不可能だった「距離を超えた体験の共有」を実現しました。

会期中は、国内の様々な地域をはじめ、アメリカや中国など海外からも遠隔で参加された方が来場者とのコミュニケーションを楽しむなど、表参道に設置されたインスタレーションを通じ、文字通り「距離を超えた」体験を共有していただくことができました。
新型コロナウイルスの影響により生まれた企画ではあるものの、結果的には「ボーダレスな体験」や「ノンバーバルなコミュニケーション」などの可能性やポテンシャルも感じられる施策となりました。


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