2020年6月1日、D2C 創立20周年に合わせて、ライブ配信によるD2Cグループ全体会議を実施しました。新型コロナウイルスの影響により、本来この日に予定していた記念行事は中止となったものの、「こんな時期だからこそ全社員が安全に集い、一致団結できる場を設けたい」という想いを実現すべく、ライブ配信によるオンラインイベントとして提案。グループ各社の協力のもと、実現することができました。
グループ各社が依然としてリモートワークを継続という状況の中、東銀座のD2Cホールから、全国の700人近い社員に向けてライブ映像を配信。イメージソースでは、総合プロデュースのほか、リアル/デジタルの企画提案と各種制作、舞台演出、機材選定、配信管理、照明計画、イベント運営など多岐にわたる業務を担当。コロナ渦の状況において、ロケハンから設営〜リハーサル〜本番にかけ、すべての現場で「密閉・密集・密接」の3密を避けた運営マニュアルも整備・徹底するなどの対策も行いました。
課題となったのは、自宅で視聴する社員と、無観客状態の現場との「温度差」。20年を機に新たに制定されたグループミッションのお披露目などもあり、受動的な配信視聴ではなく、全社員が一体となって参加できる「体験」とする必要があると考え、会場の登壇者と自宅の社員とがリアルタイムに盛り上がりを共有できるインタラクティブな施策を導入。配信映像を見ながら操作できる専用スマホサイトを介し、配信画面に対してショートコメントやスタンプの投稿ができるようにすることで、社員の生の声や反応を共有可能に。また、会場のMCからの呼びかけに対して質問を投稿し、登壇者がそれに応えるといったコンテンツも実施しました。
配信終了後には、「ワクワクする全体会議だった」という会話が各所で交わされ、「会わなくてもうまくいくからこそ、会いたくなった」という声も生まれるなど、オンラインだからこそのつながりや一体感を得られる施策となり、結果として、約1時間の配信中に寄せられたコメントは約600件、スタンプが押された回数は述べ37,000回以上となり、配信画面では常にその盛り上がりが可視化され、会場の登壇者たちにもその温度感は十分伝わるものとなりました。ポストコロナ時代における、インタラクティブな体験型オンラインイベントに注目が集まる中、新しいコーポレートイベントのスタンダードとなる可能性を感じました。