有機的に振る舞う風のインスタレーション
風を用いることで有機的な動きを表現するディスプレイを開発し、インスタレーションとして展示しました。透明な筒の中には大量の銀紙、それぞれの筒の下には風を送り出すためのファンが設置されています。筒の中に入っている銀紙がファンからの風を受け、光を乱反射させながら、落ち葉が風の渦に乗って舞い上がるように勢い良く上昇し、桜の花びらが舞うようにひらひらと落下します。40個のファン1つ1つを個別に制御することで、さまざまなパターンで異なる表情を生み出します。今回の展示では、体験者の息の強弱や長さをセンサーで取得しファンと連動させましたが、連動させる方法は息以外に置き換えることもできます。例えば、人の動きをセンシングすれば、その動作を追うような演出も可能にします。展示シーンに合わせてセンサーを変え、筒の中の銀紙や照明を変えることができますので、さまざまなプラットフォームとしてご活用いただけます。